怒りでラケットを折る前にストレスを解消する方法

試合中に自分のプレーが思い通りにならずに怒り狂って、ラケットを折りそうになったことはありませんか?

私はラケットを折ったことはありませんが、床にたたきつけたい衝動にかられたことが2、3回あります。

理由は、相手が気に入らないことよりも、自分のプレーの不甲斐なさにです。スマッシュレシーブができない。サーブはネットに引っかかる。なんでもない球を再度アウトにしてしまうなどです。

そんなプレーが大事な試合で3度も4度もでてしまうと、「いままでやってきた練習はなんだったんだ!」

と自分に腹が立ってしょうがなくなります。

ラケットを折るほどの怒りを抱えてしまっては、その試合中ずっと冷静なプレー判断ができずに、負けることがほとんど。

そんな時どう対処すればよいか説明していきます。

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試合中にストレスを解消する方法

そもそも試合中に怒りが爆発する人は、「ストレスを限界までためない」ことを頭に入れてください。

怒りが爆発する前には、イライラやムカムカとしたマイナスの気分がくると思います。

そのイライラやムカムカとした気分を放置した結果、限界になりストレスが爆発するからラケットを折ってしまいます。

ストレスがたまりすぎたら手遅れ。大きくたまる前にストレスを解消して、ラケットを折らないように怒りを抑えていきましょう。

そのやり方はこちら。

  1. 怒りを自覚する。
  2. 6秒を心の中で数える。
  3. 相手の弱点のことだけを考える。

では順番に説明していきます。

1 怒りを自覚する

怒りを自覚することを意識してください。怒りを自覚できなければ、自分の暴走をとめられずにラケットを負ってしまいます。

少しでもイライラが出てきたら、自分の怒り度合いはどの程度かを確認しましょう。

具体的にはそのイライラがどの程度かを自分なりに計測します。

計測方法は自分が限界だと思うイライラが100、全然イライラしていないが0。
50だとそのちょうど中間くらいですね。

「そんなこといっても自分のイライラが、10なのか60なのかわからないよ」そういう人もいます。

これはあくまで自分の感覚なので、大体の数字が出ればよいです。私の感覚だと次に嫌なことがあれば爆発してしまうだろうという数字は80ですね。

50ならまだあと1回くらい我慢できそう。そんな感覚です。

普段の練習で試合をする機会があるならば、今日は数字で表すと何点だろうと自問自答するクセをつけてください。

3回ほどやってみると自分が何点かきめられるようになります。

もう一つ測定方法があります。自分は何回までイライラが耐えられるのかを決めておくのです。

仮にイライラを3回我慢できるとしたら、現在何回我慢しているか確認します。

試合中ですでに2回我慢していたら、限界に近づいていますね。

ちなみに私は3回くらいなら我慢できます。それ以上だと冷静なプレーができなくなるので2回我慢したら、すぐに次に紹介する方法をやっています。

2 6秒心の中で数える

人は6秒すると怒りがすこしづつ収まってくるそうです。プレーが途切れたときに、ラケットのガットを見ながら6秒数えてください。

ゆっくりと「1・・2・・3・・4・・5・・6・・」そして、ふうっと息を吐いていきます。

完全に怒りは消えていなくても、ラケットを折るほどの気持ちの乱れは回避できるはずです。

私の場合はプレーが途切れたらで毎回行います。ストレス値が10になるまで心の中で数字をかぞえますね。

何度もやっていると遅延行為で審判に注意されるので、1、2、3でとめますが。しかし、相手がシャトル交換をしていたら10までやることもあります。

とにかくストレスをためないようにどんどん心を落ち着かせてください。

3 相手の弱点のことだけを考える

相手の弱点を考えると、怒りの原因を忘れることができます。人は同じことを同時に考えることができません。

相手の弱点を考えることで、イライラから目をそらすことができるのです。

「では弱点じゃなくても、ほかの事を考えればなんでもいいのでしょう?」

はい、そうですね。結論から言えばイライラから目をそらすには何でも良いです。

私の場合はせっかくなので、試合に勝つために相手の弱点を探したほうが、前向きだなとおもってやっています。

そして弱点をついて得点できればストレス解消にもつながりますしね。

弱点については、相手はフォアが強いのか、バックが強いのか、ミスが多いのか、スマッシュは速いか。レシーブは強いか・・・などを考えます。

相手の弱みを見つけたら、そこばかりを集中的に狙います。うまくいけば相手が逆にイライラしてくれますからね(笑)

最後に

怒りがわいてくるということは、逆に言えば「やる気」があるといえます。脳内の神経伝達物質のホルモンが過剰に分泌された状態です。

ということは、まったく怒りをゼロにして、無感情で試合をすることはあまり良いことではありません。

無感情になると、試合の楽しさや勝つ喜びなどポジティブな気分もなくしてしまいます。
怒りはなくすのではなく抑えようと考えてください。

そして怒りがわいてきても、それだけ「私はやる気があるんだ」とポジティブにとらえてくださいね。

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