誰にも邪魔されず、唯一打てるショットがサーブです。しかし、サーブを打とうとするとなぜか、体が動かなくなりミスをしてしまう。打ちだす時に、少し考える時間があるので、余分なことを考えてしまいます。
- 「ネットに引っかけたらどうしよう」
- 「アウトにしてしまうのではないか」
- 「プッシュやスマッシュされるんじゃないか」
不安が緊張を呼び、緊張が体を動かない、そして試合に負けてしまう・・・こんな経験したくないなら、この記事はお役に立てます。それではサーブを打つ前に何をすれば良いのか説明していきます。
サーブを打つ時の緊張をとるには
緊張は自分をより良く見せたいとき、自己防衛本能が働いたときに起こります。特徴として体が固まり、うまく動けない。
逆に固まった体をほぐしてあげると緊張は取れる。サーブを緊張なく打てる成功体験を繰り返していくと克服することができます。
- 腕と指を常に動かしておく
- ショート、ロングどちらを打つかあらかじめ決めておく
- 相手のコート内に入れば合格だと思う
指を動かして体を緩ませて、サーブを打つときにやるべきことを迷わず行う。そうすると余分なことを考えずにスムーズにサーブが打てます。
腕と指を常に動かしておく
不安や恐れにとらわれると、自分で気づかないうちに体が固まってしまいます。サーブを打つ瞬間にリラックスしようと思っても手遅れ。
プレーが途切れたときにいつも腕と指を「ぷらぷら」とゆするように動かしておいてください。指はとくに念入りにするように。
指が固まってシャトルを自分のタイミングで離せずラケットの端に当て失敗する初心者をよく見ます。緊張してからどうにかするのではなく、予防しておくような意識でいてください。
いつも動かすことで自分の体が「いつも通りなのか」「緊張しているか」の確認にもなります。
相手のコート内に入れば合格だと思う
緊張しない一番のコツは、相手に「強打を打たれてもしかたない」と割り切ること。緊張の原因は不安や恐れなどの思考から始まります。とにかく相手コートに入れることだけを考えましょう。
強打されてもいいと思えば、かなり気持ちが楽になりませんか?それができれば「良し」なのです。実際の試合では、相手も緊張しています。相手がネットに引っかけることもあれば、アウトにすることもあります。重要な場面ほど特にです。
また、ダブルスだとパートナーがうまく返球してくれるかもしれません。しかしコートに入れなければ相手がミスすることもないのです。
例えば、サーブレシーブする立場の時です。私自身、チャンスすぎる球は逆にミスることが多々あります。野球で言うと、ど真ん中の棒球。チャンスすぎて、どこに打とうと考えてしまいます。「チャンス」と頭によぎった時ほど、狙いすぎてバックアウトやサイドアウトになってしまいます。
ショート、ロングどちらを打つかあらかじめ決めておく
サーブを打つ前に相手の顔や構えをみると、緊張が強くなりやすい。だから、サーブの体勢に入る前に打つ場所を決めておきます。
あらかじめ明確な打つ場所を決めることで体はスムーズに動きます。「バックに打ったらスマッシュがくるかも」と予測もできるので動きやすいし。
ネットの白帯と相手のボディだけ見てサーブを打ちましょう。
以上、3つのポイントを意識して試合に臨んでください。
できれば、普段の練習試合の時から、気をつけるといいですね。だんだんとサーブが怖くなくなりますよ。