シャトルの番号を季節によってかえる理由とは?

シャトルが入っている箱を見た時ありますか?

よく見ると番号が書いてあると思います。番号によってシャトルに違いが出てきます。

あなたが練習するところで、シャトルを用意する主催者がこんなことを言っているのを聞いたことがありませんか?

「そろそろ季節の変わり目だから2番にしないとな」
「今日はシャトルが飛ばないから3番にしようか」

など、私も初めて聞いたときは、何のことを言っているのかまるでわかりませんでした。

シャトル番号は季節でかえるのですがなぜでしょう?それは・・・

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気温によって、飛ぶ距離がちがうから

季節によってかえるというよりは、気温によって番号を変えているのです。
同じ力で打った球も、気温の違いでシャトルの飛距離は変わります。

気温が7度かわると距離も約30センチほど違います。

例えば、東京の2016年3月平均気温は約10度。8月は約27度です。17度も違いますよね。
かんたんに計算すると、3月と8月でシャトルの飛び具合が70センチ強も変わってきます。

バドミントンのコートだと、シングルスのサービスラインとダブルスのサービスラインの幅くらいあります。この距離を力加減で調整しようとするのは、上級者でも難しいです。

夏はよく飛び、冬はあまり飛ばない

夏場はシャトルがよく飛びます。逆に冬は飛びません。

気温が上がると、気圧が下がります。そうすると空気抵抗が減ります。
空気抵抗が減ると、シャトルの推進力を邪魔をする抵抗も減ると言うことです。

ちょっと難しいですね・・・

マラソンを例にとります。マラソンでよく言われるのが、先頭で走る選手はつかれる・・・それは風をモロにうけるからです。後ろにいるランナーは風をうけないので、走りやすいですよね。

夏は無風状態なのでシャトルがとびやすい。逆に、冬は風を受けるので飛びにくいと考えてもらうと想像しやすいでしょう。

シャトルの適正温度について

冬は飛ばない季節なので、4番や5番のものを選びます。夏は飛びづらい2番を選びます。

しかし、場所によって気温がだいぶ違います。同じ3月でも北海道と沖縄で同じなわけありません。

そこで、下の表を参考にしてください。

番号 気温 季節(時期)
33℃以上
27~33℃
22~27℃ 春 秋
17~22℃ 春 秋
12~17℃
12℃以下

22℃や27℃の時期はどちらでも選べますよね。どちらを選ぶかは好みで構わないです。

飛ぶシャトルが好きなら番手を低くすればよいです。飛ばない方がラリーが続くから好きという人は番手をあげてください。

もし次の大会(試合)のシャトルの飛びがわかっているのなら、そのシャトルに合わせて練習するのもいいですよね。

ではバドミントンライフを楽しんでください!

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