バドミントンのフットワークをスピードアップしたい。そんな想いを多くの初心者が持っています。
この間、初心者にフットワークをスピードアップするにはどうしたらいい?
と、質問をしてみました。そうすると、「筋トレ」「歩数」「リアクションステップ」などの答えが返ってきました。
もちろん、間違いではありません。しかし初心者が見逃すコツがあります。
自然とできている人は、そのままのフットワークを使ってください。
しかし、できていない人は「とても、もったいない」です。少し意識をしてフットワークに取り入れればすぐにスピードアップする方法をお伝えしますね。
それは・・・
1歩目の歩幅を小さく踏み出す
例えば、右のネット前にシャトルを取りに行くとします。その場合は「右足、左足、右足」と3歩の歩数で動きます。
初心者は、速くシャトルの落下地点に行きたいと気持ちが焦り、1歩目から大きく足を踏み出します。
実はコレが落とし穴です。1歩目が大きいと2歩目の時にフットワークがスピードダウンしてしまうのです。
大きく踏み出した1歩目の右足を、2歩目の左足が追い越すときは、右足を踏んばることになります。
足を踏んばるということは、前に出る力にブレーキがかかります。ブレーキをかけながら前に出たらスピードが落ちるのは当然ですね。
では、具体的な1歩目の歩幅とは、どのくらいでしょう?
歩幅は、肩幅(かたはば)
歩幅は、肩幅(かたはば)です。。もしくは肩幅(かたはば)より少しだけ広めでもいいでしょう。
しかし、さきほども言ったように、広すぎるとブレーキがかかります。まずは肩幅で試してみてください。
歩幅も広く取りたい人も、肩幅に10センチ広げるところで限界です。
陸上の三段跳びを参考に
私も初心者の時に、1歩目を大きく出していました。1歩目からシャトルに近づいた方が絶対良いだろうと思っていましたから。
でも、1歩目から大きく踏み出すと、足がとても疲れる。そして、ネット前からホームポジションに戻ってくるのがスムーズに行えません。
ヒントは陸上の三段跳びにありました。かなり前ですが世界陸上を見ていたときです。
三段跳びの選手は、1歩目、2歩目はとてもリラックスして飛んでいます。そして最後の三歩目に全力を出してジャンプしていました。
「これはバドミントンに使えるのでは・・・」と思い、試してみました。1歩目2歩目を軽くやってみたところ、とても動きやすいのです。
最後の3歩目を大きく踏み出すことで、移動距離もかなり伸びます。
「タン」「タン」「ターーーン」と心の中で叫びながらやってみてください。
フットワークが自然とスピードアップしていますよ。