バドミントンのヘアピンの打ち方を解説します(ヘアピンとは)ヘアピンはスマッシュなど攻撃的なショットに比べて地味な印象があると思います。
しかし、試合中にラリーを続ける中でヘアピンが打てると、対戦相手にロブを上げてもらえ、自分が楽な試合展開に持ち込めます。
そして、良いコースに打てればヘアピンだけでエースがとれて得点に結びつけます。
地味だからこそ初心者は練習を後回しにしがちです。ヘアピンをマスターして他の初心者のライバルに差をつけましょう。
ヘアピンの打ち方
バドミントンで、攻めるために効果的なショットであるペアピンの打ち方(How to hit a hairpin)を説明していきます。
ヘアピンの一番のコツはラケットの握り方です。
写真のように、強く握ってはダメ。コントロールが効かずにどこに飛んでいくかわかりません。
写真のように、軽く握る。箸を持つくらいの力でラケットも握ってください。ラケットを強く握っていたら、腕全体にも力が入り上手くヘアピンは打てません。
必ず軽く握ってください。極端に言うならラケットを落とさない程度の力で握るくらい、指の力を抜いてください。
動画でも「力加減」を確認ください。50秒~1分10秒まで。
そして続きの打ち方を、順番に説明していきますね。
- ラケットをシャトル方向に出す
- 力加減は体重移動で行う
- 面の角度を調整する
ラケットをシャトル方向に出す
まずは腕を伸ばして、ラケットを前に出してください。初心者がやりがちなことは、最後にラケットを出すために、ラケットを振ってしまいシャトルがネット際よりも大きく飛んでしまいます。
動画の2分23秒~50秒をご覧ください。
桃田健斗選手が「ラケットを置いてそのまま」と何度も言っています。
「ラケットを置く」というのは、シャトルが飛んでくる前に、ラケットをシャトル方向に前に出しておくこと。
そしてラケットをを置いたら、腕は動かさずにヘアピンを打っていることを確認してください。
4分~4分16秒をご覧ください。肘は絶対動かさないのです。
腕で振らない。肘を動かさないことをもう一度覚えてくださいね。
力加減は体重移動で行う
さきほど、ラケットを前に出しました。その次に行うことは、シャトルに前方方向へ力を加えること。
よくある間違いが、「ロブ」の打つようにラケットを下から上に振ってしまうこと。
※ロブとは・・・【バドミントン】ロブの打ち方!初心者はまずこれから覚えろ
ラケットは振らない。シャトルを面に当てるだけ。そして力加減は下半身で調整する。
次の動画の5分23秒~5分40秒をご覧ください。
前に行く力を利用して、シャトルに力を加えています。けっして腕の力を使っていません。
ラケットにシャトルが当たる手前で、一歩踏み込みます。体重を移動したパワーでシャトルを前方に押し出すイメージです。それだけで十分シャトルはネットを超えてくれますよ。
面の角度を調整する
ラケットは床と平行にして、少しだけラケットのヘッドを下に落とす。
動画の4分16秒~44秒をご覧ください。
ラケットのヘッドを少し下げています。そうすることで安定してヘアピンがうてるようになります。
動画の4分45秒から、ダブルスのヘアピンの打ち方を解説していますが、初心者はまずシングルスのヘアピンの打ち方を覚える。
ダブルスの打ち方は難しく、フォームを固めてヘアピンを安定して打つためには向いていません。中級者に上がるときに、改めて練習しましょう。
ヘアピンとは
ネット際から相手コートのネット際に打つショットです。
次の動画の分13~23秒をご覧ください。
相手のネット際のギリギリに落としています。
ショットの軌道は上の画像になります。シングルスは特にネットギリギリに落とします。
ダブルスは、ネットから浮かないように打ちます。シングルスならネット際のギリギリを狙いますが、ダブルスは少しくらいネットから離れても大丈夫。その代わりネットより上側に浮かないように打ちます。
ショットの軌道が、「女性の髪留めのヘアピン」に似ていることから名前がついています。
またヘアピンはネットとも呼ばれ、バドミントンの格言で「ネットを制する者はバドミントンを制す」なんて言葉もあるくらいです。
ヘアピンが上手いと相手はロブを上げてくれて、次に自分がスマッシュなど攻撃的なショットが打て、試合を有利に運べます。
そのためにヘアピンはネットギリギリに落とせると効果的です。
ヘアピンの練習方法
家で行うヘアピンの練習方法です。
編集中、後日更新します。