勝利をつかむ! バドミントン 最強のメンタルトレーニング
作者 小島一夫
を読んでみました。その中でメンタルを良い状態で保つために、すぐに試合で使えそうだなと思った3点を紹介します。
1、軽く体を動かして緊張を緩和する
2、目線を泳がさず一定にする
3、ポーカーフェイス←おすすめ
です。では解説をしていきます。
1、軽く体を動かして緊張を緩和する
大事なポイントや劣勢の場合では、プレッシャーを感じやすく緊張感が増す。
プレッシャーを感じる場面では気持ちと身体が硬くなります。体を動かすことで心と身体両方をほぐすことができます。
私が行う方法は7割くらいでジャンプを2回行い、その後軽く細かく5~6回行ってください。ジャンプすると身体が重力で揺らされるので無駄な力が抜けて、ほどよい状態になります。
大切なことは大事な場面でこの方法を思い出せるかどうか・・・
練習から大事なポイントの時に、ジャンプするクセを日頃からつけておいてくださいね。
2、目線を泳がさず一定にする
相手の言動や観客、隣のコートの選手などに気が散って、注意力が散漫になると、目線が泳いだり、視界がぼんやりしたりして、試合に集中できなくなる
相手の声やコート外のノイズが入るということは、集中できていない証拠です。集中できていないと余分な思考が働き、良いメンタルが保てません。
試合中のポイント間にガットや自分のラケットなどを見つめてメンタルを安定させましょう。
私の場合はまず、絶対に対戦相手が目に入らないように後ろを向きます。対戦相手が余裕をもっている態度を見るとメンタルが乱されるからです。
自分のプレーに集中するために、相手を見ないで自分の持ち物を見ましょう。私がやっているのはシャツを見るです。
自分の落ち着く色のシャツを身につけておいて、それを眺めるのです。私の場合は青系が落ち着くので、薄い青色の入ったシャツを着ています。
そんな色のシャツがない場合もありますよね。そんなときはブレスレットやミサンガなどを身につけてください。
私はファイテンの水色ブレスレットを身につけています。集中したいときはブレスレットをじっと見つめます。そうすると自然とメンタルが安定しますよ。
3、ポーカーフェイス
ミスをしたり、思うようなプレーができない場面では、悔しさから表情をゆがめてしまいがち。しかし、悔しさを表に出すと、それをきっかけにマイナス思考に陥りやすい。
試合中にミスをしてしまうことは何度もあると思います。その中でも一番くやしいミスはチャンス球にミスしてしまうことではないでしょうか?私はこのミスが一番後悔します。
「よし、相手を追い込んで甘い球が上がってきたぞ」
「思いっきり相手コートにスマッシュをぶち込んでやれ」
次の瞬間、
・・・バスッ、「シャトルがネットに引っかかる」
「くそおおおおお!せっかく1点入るところなのに逆に相手に1点入ってしまった(怒)」
「この怒りを誰に向ければいいんだぁぁぁぁ!!」
こんなときはすかさず「ポーカーフェイス」をします。
「くそおおお」と言いかけてしまうと一瞬にして怒りがわいてきます。怒りがわく寸前、
つまり、ネットにシャトルと引っかけた瞬間に「ポーカーフェイス」と心でつぶやいて、無表情を作ります。
表情をコントロールすると、自分の感情の高まりを制御できます。イヤな気持ちになる前にポーカーフェイスを作ることが最大のポイントです。
イヤな気分を引きづり、勝てる試合も負けてしまったら本当に悔しいですから。
逆に良いショットを打ったり、ナイスレシーブができたときは、ポーカーフェイスをしないで素直に喜んでくださいね。良い気持ちになるとメンタルアップした状態になれます。
小島先生、よい本をありがとうございます!
ぜひ3つのやり方を試合で試してくださいね。