私も初めて聞いたとき「え~そんなにするの?」とびっくりした記憶があります。
それが一瞬で壊れることもあります。私はラケット買って2か月目の時に折れたことがあります。。2万円したので、1ヶ月あたりに計算するとで1万円か・・・と涙したものです。
せっかく買った高価なラケットは大事に使いたいですよね。大事なラケットを長く使うために、折れる原因をきちんと知っておきましょう。
またラケットの使用期間や修理についても書いていきます。
ラケットが折れる原因
ラケットが折れる原因はいろいろあります。
- ぶつける
- 圧力がかかる
- カーボン繊維が切れる
- その他
この中で注意してほしいのは1と2です。では、説明していきますね。
ぶつける
外部から衝撃を与えることです。例えば、
- パートナーのラケットと接触
- 床をたたいてしまう
- 自分の足をたたく
などがあります。この原因が圧倒的にラケットが折れる原因となります。
例えばダブルスで、パートナーと自分の間にスマッシュを打たれたときによく接触します。運が悪ければ、一発でラケットが折れてしまいます。運良く折れなかったとしても、ヒビが入っていたり、見えないレベルで繊維が切れています。
お互いに思い切りラケットを振っているので衝撃が大きいです。またカットスマッシュを打たれ、シャトルに当てる前に床と衝突。下から拾おうとしたときに床を叩いてしまうのですね。
他には初心者でたまにあるのが、ネット前でプッシュをしようと、ネットの支柱に接触します。試合なので必死になっていてネットとの距離感がわからなくなってぶつけます。
圧力がかかる
ガットを強く張りすぎで圧力が強いと折れやすい。
ラケットには適正テンションがあります。(20~22ポンドなど)フレームやシャフトなどの堅さが違うから。
適正以上で張るとそれだけ負担が大きいです。適正以上のテンションで張れないことはないですが、プレー中にラケットが折れたとしても自己責任となります。
ガット張りで張り上げているときも、強いテンションで張ると折れることあります。お店の人に「折れてもいいので強く張ってください」というと、かなり高テンションで張ってくれますが、リスクも高くなりますよ。
カーボン繊維が切れる
長期間使用すると、ラケットもカーボン繊維が切れる。金属疲労と同じ。
さらにスマッシュやレシーブをしていると傷口が深くなっていきます。細かい傷があり、切れているところが広がります。
折れてなくても、打感がかわっていきます。若干づつですがシャトルの弾きが悪くなります。
その他
そのほかには
- 夏に車においてあったら、高温になりラケットの接着面が溶けた。
- 車に乗せていて、別の重い荷物をラケットの上に積んでしまった。
- 満員電車に乗っていて、圧力がかかった
- ガットが切れたまま放置してゆがんだ
- ラケットを知らないうちに誰かに踏まれた
このあたりは自分である程度予防できることですので、気をつけましょう。
また、試合の時ラリーが中断しているときに、自分の足をラケットでコツコツとたたく人がいます。落ち着くんでしょうか(笑)筋肉って思ったよりも堅いので、ラケットへのダメージは若干溜まります。
余談ですが、初心者の頃、私はパートナーのラケットを踏んづけてしまい、折ったことがあります。(チームはくじ引きで決めていました)。
パートナーは守備範囲がとても広く、私をカバーをしようとシャトルが床に落ちそうな所に、ラケットを伸ばしました。私は必死でシャトルに向かって動いていたので、避ける事ができずに粉砕。彼は「動きすぎたよ、悪いね」と言って許してくれました。
このようにラケットを折ってしまった事は、後にも先にも一度だけです。「なんて動く人なんだ」と思っていたら、その後ある県のシニアシングルスのチャンピオンになってました(汗)
ラケットの使用期間
練習回数 | 使用期間(目安) | |
初心者 | 週に1~2回 | 5~10年(折れるまで) |
社会人 | 週に3~4回 | 2~3年 |
学生 | 毎日 | 1年 |
初心者または、大会は出ず趣味で楽しむバドミントンをする人。ラケットが折れるまで交換しなくてOK、ラケットは折れるまで使ってもよいです。ラケットをぶつけなければ、5年は持ちます。
知り合いで、趣味で週2回ほどやっている婦人の話だと、同じラケットを10年使っていると言っていました。
社会人の趣味レベルの人。地域の大会に出て、練習を週3~4回ほどやるなら2~3年くらいでラケット交換がベターです。なぜなら、ラケットがヘタッってきて、弾きや飛びが悪くなるからです。(金属疲労のようなもの)
私の周りでも、「ヘタる」とすぐに新品を購入する人と、「まだまだ使える」と折れるまで使用する人がいます。
試合や練習で違いを感じないなら、交換する必要はありません。自分がまだ使えると思うのなら、初心者と同じで「折れる」まで使っても良いでしょう。
毎日練習する学生。パワーがある男子高校生なら1年くらいでラケットはヘタります。強豪校の男子は、半年で折れてしまうことも多い。
スイングスピードが速く、ガットテンションもかなり高いのでラケットへ高い負荷がかかりますから。逆に毎日練習してもパワーがなければ2~3年は持ちます。
例えば、ある高校の女子バドミントン部の話です。ほとんどが初心者で入部し、その学生たちは3年間同じラケットを使ったと言っていました。「ヘタり」は何も感じなかったとのこと。
結論としては「ヘタり」が気にならなければ、折れるまで使ってよい。
ラケット修理について
最近ではラケット修理をやっている店が増えてきました。修理費用はだいだい5000円とプラス送料がかかります。
初心者、初級者なら1万円ちょっとのラケットを買う人が多いはず。少しお金を出して、修理よりも新品を買う方がよいでしょう。なぜなら
- 新品とあまり値段が変わらない
- 大会で使用できない場合がある
- 新品のラケットを使う方が気持ちいい
15000円以上するラケットをもっているなら、修理の選択肢もありですね。ほんの少し使用感がかわりますが、実用的には十分使えますから、新品を買うよりもお得感があります。
ちなみに私は修理したラケットを3本所有。練習中にガットが切れても予備のラケットがあるので安心です。
ただ全国大会や県の大会など公式戦には使えません。基本は練習用として使いましょう。各地域で行うような、小さな大会なら大丈夫なことが多いです。不安なら大会主催者に問い合わせた方が安心ですね。