バドミントンにおいて、筋トレ(筋力トレーニング)を行うことは、賛否両論あります。たとえば、
「体が重くなって動きが遅くなる」
「しなやかさがなくなってヘタになる」
など弊害について言われています。やった方がよいのか?ダメなのかどっちでしょう?
筋トレはやってください!その理由は
1つ目、筋持久力をつけるため。
2つ目、ケガの防止のため。
筋トレ(筋肉トレーニング)は必要です。最低限の筋力がないとすぐバテるし、ケガをしやすくなります。
不要だという人は、ボディビルダーのような筋肉隆々はダメだと言っているのです。バドミントンに必要な筋肉量を超えてのトレーニングは必要ありませんから。
胸や腕を鍛えすぎて、大きくなりすぎるとラケットをスムーズに振ることができなくなります。ボディビルダーのようにやりすぎなければ、大丈夫です。
筋持久力は試合で勝つ為に特に重要!
バドミントンは長距離走(ランニング)などで使う「一般的な体力」と「筋持久力」が必要です。
市民大会などでは、1日に3、4試合。決勝トーナメントがある大会では、7試合ほど行う場合もあります。たくさん試合をしていると、体が動かなくなります。
具体的には、
「カットを打たれて前に出たいが、足が動かない」
「クリアを相手コート奥まで返したいが、腕に力が入らない」
というような状況になります。筋持久力がないと、体力が残っていても負けてしまいます。
ケガ防止は上達には必須!
筋力がないと、ケガをしやすくなります。たとえばとっさにジャンプした時に、ふくらはぎが肉離れになったりします。
また、カットを打たれて前に出た時に「太ももの筋力がない」と体を支えられないので、そのまま転倒してしまうときもあります。
ケガをすると、しばらく練習できなくなります。初心者、初級者の場合、経験が少ないのでとにかく基礎練習、ゲームなどたくさん練習したいのです。
まずは知識よりも体で習うことが多いからです。ユーチューブの試合を見ることも良いことですが、まずは実際にシャトルをたくさん打つことが重要です。
注意点
優先順位としては、まず「フォーム改善」次に「筋トレ」となります。ボディビルダーのようにすごい体を持っていても、きれいなフォームの小学生にはかないません。
スマッシュが速くなりたい、クリアを飛ばしたい、うまくなりたいと筋トレを優先して行う人がいます。それは間違いです。筋トレは補助的に行うのがよいでしょう。
(中上級者になると、フォームはすでに完成しているので優先順位が変わるときがあります。そのような人にアドバイスをもらっても、真に受けてはいけません。)