バドミントンのスマッシュ、ギネス世界記録である最高速度をご存知ですか?
まるでリニアモーターカー並みの最高速度は・・・
実際に試合中に測定した最速の記録は 中国のフー・ハイフェン選手。
こちらは2005年のスディルマン杯で332キロを記録しました。
私がこの記録を始めて聞いた時は信じられませんでした。この二つの記録には極端に違いがありますが、それは速度を測定する方式が違うからです。
試合をしながら測定する機械とスマッシュを純粋に測定するのとでは、やり方が違います。
493キロ、332キロ、どちらにしてもものすごい速度ですね。
野球だと日本ハムの大谷投手が160キロを出して話題になっています。その大谷投手の2倍以上のスピードですから、「どれだけ速いのか」と考えるかも知れません。
スマッシュの速度を体感
私が実際に感じたことを話しますと、バドミントンと野球は体感速度が違います。
本格的なバドミントン(県上位レベル)のスマッシュを初めて受けた時は、とても速く感じました。そのスマッシュを日常に受けるようになったのち、あるとき草野球をすることになりました。
ベンチから見てもバドミントンに比べて見た目に速くありません。しかし打席にたち120キロの球を打とうとすると野球は球に伸びがありました。
伸びがあるのでバドミントンと違い、なかなかバットに球を当てられませんでした。野球のピッチャーが投げる球の初速と終速はバドミントンよりも変化が少ないのです。
つまりバドミントンのスマッシュの初速は400キロ以上あったとしても、相手コートに届く頃にはかなりスピードが落ちています。
伸びがないとはいえバドミントンのスマッシュはとんでもない速さですけれども・・・もちろん球技の中では一番の速度になります。