ガットを張るときは通常、縦糸から張っていき次に横糸を張ります。
縦糸と横糸を同じテンションで張っていくとラケットのフレーム(ヘッド)が元の形にならないことがあります。
そんなとき、横のテンションを強めに張ってフレームを元の形にしていきます。
縦横、同じテンションで張るのがよいのではなく、縦糸を張ってから横糸でフレームを元の形にする、
それが横糸の最適なテンションだと言えます。
横糸の方が2ポンド強く張った方が良いのか?
横糸は2ポンド強くするって聞いたことがありませんか?
その理由はだいたい2ポンド強く張ることで最適なテンションになることが多いからです。たとえば縦糸が20ポンドなら横糸は22ポンドということです。
そして、フレームを「元の形状にもどす」ことは大事なポイントです。元の形状でなければ、フレームのどこかに余分な力やストレスがかかっていて曲がっていると言えます。
(見た目ではわからないかもしれませんが)
曲がっているとラケットの力を100%発揮させることはできません。またフレームにストレスがかかっている状態でシャトルを打っているとラケットが壊れやすくなります。
メーカーのおすすめ
GOSEN(ゴーセン)は縦と横を同じテンションにすることを推奨しています。
YONEX(ヨネックス)は
縦ストリングスの張力に対し、横ストリングスは10%高くしますが、最後の5本は縦と同じ張力で張り上げます。張り上げ前の原型を保つため、このテンションコントロールを推奨します。
となっていますので、元の形状に戻すために横糸を強く張っています。
メーカーによって違いがありますね。結論としては適当に縦横のテンションは変えない方が良いです。大切なことは「元の形状に戻し原型を保つ」こと。このことを知っているお店で張ってもらうと安心ですね。