フットワークはつま先でなく、かかとを使う理由とは?

バドミントンのフットワークはつま先でやるんだ!

かかとを浮かせて、つま先に力を入れて、蹴るようにスタートしろ!

初心者の頃にそんな指導を受けました。上級者の動きを見ていると、たしかに軽やかにつま先で地面を蹴っているように見えます。

「よし、私も上級者の真似をしてフットワークをスピードアップさせるぞ!」と考えました。しかしながら、つま先だけで動いてみると、すぐに足が疲れます。

とてもじゃないですが 1試合もちません。フットワークの動きだしに使うのは、つま先ではありません。では、どこで動き出すのでしょう?それは・・・

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フットワークはかかと(踵)でスタートする

フットワークを速くするにはかかと(踵)使うことが重要です。かかとに体重をかけて前や後ろに移動します。

試してもらうと分かりますが、つま先に体重をのせても柔らかいので、踏ん張りづらいのです。逆にかかとは硬いので、体重がしっかり乗ります。

ただ、ベタっと地面に足をついている状態(ベタ足)ではかかとをうまく利用できません。

うまくスタートをするには、つま先立ちをまずしなければならないのです。

つま先立ちをやれ!の勘違い

つま先立ちは必要かどうかと聞かれたら、「必要」です。でもつま先立ちのまま、ずっと動くことはできません。

私も初心者の頃に、「じゃあいったいどうやればいいのだ?」と悩んだものです。

ではさっそく答えを言います。つま先立ちをしたあと、スタート時に脱力をして、かかとで蹴る・・・です。

つま先立ちをした後、ちからを抜くと自然にかかとが地面に近づきます。そして地面に付いたと同時に、かかとで踏ん張って動き出すと、とてもスムーズにスタートできますよ。

つま先立ちから「かかと(踵)」を使い移動する

私は中学時代に野球をやっていました。その時の指導者に言っていたことが「ピッチャーがバッターに向かって投げる時につま先を上げろ」でした。

当時はまだ子どもなので何も考えず、言われた通りのことを、感覚でやっていました。しかし感覚だと、バドミントンにどのように結びつけたら良いか、わかりません。

なので昔はどのようにスタートを切っていたか、頭の中で思い出しながら、バドミントンのコートで試してみました。

そうすると、どうやっていたか、思い出したのです。それはバッターが打つ瞬間に足の力を抜き、一瞬かかとが地面についたと同時に、移動していたのです。

これをバドミントンに置き換えます。対戦相手がショットを打つ少し前に、つま先を上げ、相手のショットがどこに飛んだか見極めてから、かかとを地面につき移動する、ということになります。

注意点

つま先では移動しません。上級者のはつま先で地面を蹴っているように見えますが違います。

かかとで移動した結果、つま先で蹴っているように見えるだけです。間違ったやり方は覚えないでください。

またつま先は少し上げるだけでいいです。ふくらはぎがパンパンになるくらいまで上げると、やりすぎです。足が緊張しすぎて、かえってフットワークが遅くなります。

さらにふくらはぎ付近の筋肉を酷使するのですぐ動けなくなりますよ。

つま先立ちをしろ!というのはけっして間違っていません。ただ、いつまでつま先を上げていたら良いのか、うまく伝わらなかったのでしょうね。

私も指導するときは、勘違いをされないように、しっかり伝えたいな、と改めて思うところです。

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