バドミントンで使うリアクションステップの説明や正しいやり方を説明していきます。
使いこなせると、フットワークの一歩目が速くなり、シャトルに素早く追いつけるようになります。
特に初心者はフットワークが苦手な人が多いです。リアクションステップを使ってフットワークをすることで、上達レベルを1つ上げることができます。
脱初心者するためにかなり有効なテクニックですよ。
では実際に使いこなすための説明をしていきますね。
リアクションステップとは
リアクションステップとは、相手がショットを打つときに、タイミングを見てジャンプし、
床からの反発をもらいフットワークの1歩目をすばやく動き出す技術です。
止まっている状態から動くより、動いていた方が次の動作へ滑らかにつなげることができます。
もし、いま人目を気にしない場所なら、実際にやってください。
- 静止した状態から前に3歩動き出す
- 少しジャンプしてから前に3歩動き出す
どっちが動きやすかったですか?
ジャンプした方が動きやすいですよね?
この動きを試合中にできるだけ行います。
(出来ない場面もあるので後ほど説明します)
やり方を説明
まずは足を肩幅に広げて、軽くジャンプします。
17秒~
着地の時は、進みたい方向と逆の足を先に床につけます。
逆の足を逆につけることで、体の重心が傾き、行きたい方向に楽に進めます。
2分~
左前に進みたいときは、ジャンプしたときに足を入れ替えて、右足から先に着地させます。
注意点:よくある間違いが、全力でジャンプしてしまうこと。
「ジャンプしろって言ったじゃないか!」と怒られそうですが、毎回全力で飛んでいると、あっという間に疲れます。
だから少しだけ飛びましょう。
リアクションステップは「動き出すための、反動をつけるだけのパワー」を得られたら、いいのです。
具体的に言うと2~3センチ飛ぶくらいで十分です。20センチは飛びすぎです。10センチでもいいですが、毎回おこなうと、太ももに疲労がたまります。
上級者の動画をみると、けっこう飛んでいる時もあります。
でも初心者は無理をしないでください。よほど筋力に自信があれば別ですが・・・
リアクションステップは「かかと」を使え!
軽くジャンプした後は、かかとで床を押すようにして、移動します。
つま先だけで移動することは、できないからです。
ジャンプからの反動を利用し「かかと」から移動することで、素早く移動することができます。
「かかと」の使い方は、こちらも参考にしてください。
リアクションステップしない最近の流行
しないとはどういうことか?
それはジャンプをしないということ。
一流選手を見ていても、ジャンプしていない時があります。しかし実際にはリアクションステップを行っています。
26秒~
最近は動く前に膝の力を抜いて(膝抜き)重心を崩して動き出します。
「バドミントン フットワーク レボリューション 奈良岡 浩 著」でも
息子である浪岡高等学校の奈良岡 功大選手が実践してます。
この技術は中上級者になると、自然と使っていることが多いですね。
中上級の選手はジャンプする方法と、膝抜きの方法をうまく使い分けています。
ただこれを初心者に教えるのが難しい・・・教えたほとんどの人の第一歩目が遅くなりました。
まずはジャンプしてからフットワークにつなげる、従来のリアクションステップを練習してください。
ある程度レベルが上がった時に、膝抜きに挑戦しましょう!
使わない場面もある
リアクションステップはフットワークの1歩目をすばやく動き出す技術だと説明しました。
そのため、その場で動かずに打つ場合は使用しなくてもよいです。
例えば、
シングルスだと、相手がスマッシュを打ってきて、手を伸ばせばよい時。
ダブルスだとドライブを打ち合っている時や前衛に入っている時。
使う場面は、相手がカットやクリアなどコート前、コート後ろと動くとき。
移動距離が長いほど使用頻度が高くなります。
だからすべてはジャンプできないと覚えてください。
大切なのは使う目的・・・それは「相手の打ったショットに対して、素早く反応して動くこと」です。
これをしっかり覚えましょう。
女子や筋力がない人向け リアクションステップのやり方
ジャンプしないでも、リアクションステップはできます。運動をしない人や、小学生、中学生など筋力があまりない人にもおすすめの方法をお伝えしますね。
「かかとを少しあげ、つま先に重心を移す」です。
やり方は下記の2点。
- 相手が打ってくる前にかかとを少し上げます。
- 相手が打ったショットがどこに向かう判断した後に、「力を抜いて、かかとを床につけると同時に床を押すように移動」する。
ジャンプする理由は「動き出すための、反動のパワー」を利用し動き出しを速くするため・・・でした。
かかとを上げるやり方は、ジャンプするときよりも、反動パワーは少ないですが、棒立ちの時よりも、はるかに動きやすくなるはずです。
初心者が使うのはハードルが高い・・・と感じました。でも丁寧に教えると、できる人が増えたので、それをお伝えしました。
下記に初心者編としてまとめました。