アンダーハンドストロークの打ち方を初心者がマスターすれば、失点を防ぐことができる。
アンダーハンドストロークは自分の腰から下のシャトルを取るショット。ロブショットやレシーブで使います。
具体的には、相手がスマッシュを打ってきた時のスマッシュレシーブや、ネット前にカットやドロップを落としてきた時にロブショットを打ちます。
基本的に守備的な打ち方は、初心者同士の試合だとスマッシュを決めるタイプよりアンダーハンドストロークをミスなく打てるほうが勝率がいい。
「守備のショットか」とバカにせずに、しっかりと身につけてください。
アンダーハンドストロークの打ち方
アンダーハンドストロークの打ち方は3ステップに分けて行います。
- 足の使い方(フットワーク)
- ラケットにシャトルを当てる
- ラケットを振り切る
順番に説明していきます。
アンダーハンドストローク 足の使い方(フットワーク)
ラケットフット(ラケットを持っている方の足)を出します。右手にラケットを持っているなら右足を出す。左手にラケットなら左足。
アンダーハンドストロークを打つ時は必ず、ラケットフットを使ってください。
もう一つの理由はラケットフットを使わないと、正しいフットワークができない。バトミントンは打ってすぐにホームポジションに戻り、相手の返球への準備が大切。
間違った足を使って打つと、次の球の準備が遅れてラリー展開が不利になってしまいます。
ラケットにシャトルを当てる
アンダーハンドストロークを打ちたくて、早くラケットを振りたいと思いますが、そこをぐっと堪えてください。
まずは打点と手首の角度を確認します。
動画の18~30秒を見てください。
やさしくラケットを持って、シャトルを当てるだけ。この時にラケットは振らない。
ラケットを振ってしまうと、シャトルの飛んでいく方向ばかり気になり、打点がわからないから。シャトルは当てるだけでも飛びます。
まずは、「どの向きでシャトルを当てれば、どう飛んでいくのか」を意識するだけでOK。
もう一つはラケットと腕の関係です。動画のようにラケットと腕でV字が作れるように持ちましょう。
ラケットを振り切る
最後はラケットを振り切って、アンダーハンドストロークを完成させます。
1分35~
ラケットの先端を後ろ壁にぶつけるように、後ろに振りがぶります。そしてラケットを振り切ます。
まずは素振りから始めてください。はじめからシャトルを打つと、ラケットを振り切らずに振ってしまいます。
★スイングスピードが落ち、ショットの威力も落ちる
注意点としては、リストスタンドは忘れずに行う。ラケットを振るとリストスタンドの意識が薄れてしまいます。リストスタンドしないと飛びません。バドミントンのどのショットでも基本になります。
余談ですが中上級者になるとリストスタンドは使わない場合があります。使わないことで可動域が広がり、守備範囲が広くなるため。
しかし中上級者でも威力は落ちます。威力は落としてもコースやタイミングで対戦相手を惑わせます。
初心者には高度なので、絶対やってはダメ。リストスタンドが当たり前に使えるようになってからの応用。
間違った打ち方のクセにならないよう、リストスタンドを完璧に身につけてから、応用に進みましょう。
アンダーハンドストロークの注意点
初心者はとにかくシャトルをラケットに当てようとします。シャトルを当てようとしてラケットを振っていない失敗ケースを見ることが多い。
当てるだけならカンタンなのです。重要なのはラケットを振り切って遠くに飛ばせるようになること。
最初は10球打った内の、1球でもうまくいけばよいです。当てるだけの打ち方を習い始めに覚えてしまうと、アンダーハンドストロークの間違った打ち方になり、おかしなクセを持ってしまいますよ。
練習方法
アンダーハンドストロークで、一人の場合の練習方法。
シャトルを持ち真上にアンダーハンドストロークを打ち上げます。落ちてくるシャトルを繰り返し天井に向けて打ち返してください。
始めは空振りもするし、全然続かないでしょう。空振りを含めて1日に30球打ってみてください。
それを1週間続けてみる。30球の内、5球でもうまく打てればしめたもの。アンダーハンドストロークは難易度が高いので気にせずに練習をやってみてください。
つづいて、2人の場合の練習方法。
ネットを挟んで、パートナーにシャトルを投げてもらいましょう。それをひたすら打ち返す。
最初は量を意識しましょう。どんどん打って感覚を身につけてください。
アンダーハンドストロークの打ち方まとめ
繰り返しになりますが、ラケットを持っている手の方の足を必ず出してください。
ラケットと手の形がV時になってることを確認して、シャトルをラケットの面に当てます。最後に振り切る。
それを繰り返していけば、アンダーハンドストロークは打てるようになります。