バドミントンの元グリップの剥がし方とメリット・デメリット

元グリップ(レザーグリップ)とは、バドミントンラケットの黒いグリップです。最初からグリップに巻きつけられているものです。

通常はこの元グリップの上に市販のグリップテープを巻いていきます。汗で滑ることを防ぐから。

しかし、そうするとグリップを二重に巻いていることになるので、太くなってしまいます。中上級者は細いグリップが好みの人も多く、剥がしてしまっているが多いです。

この記事では、剥がし方を写真で解説。また剥がすメリット・デメリットについても分かります。

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元グリップ(レザーグリップ)の剥がし方

元グリップを剥がしていきます。元グリップは黒ではないの?と思われた方、すみません、その通りです。

新しいラケットがなかったので、使っていない古いラケットをを倉庫から引っ張り出してきました。

元グリップの上に白のグリップテープを巻きつけていたのですが、剥いで見るとご覧のとおり白い部分が残ってしましました。

見栄えが悪いですが、このラケットをやっていきます。

黒のテープを剥いでいきます。

古いラケットだからか、ラケットの木の部分が元グリップについてしまいました。

力任せに剥がさず、ゆっくり綺麗に剥がした方が良いですね。

すべて剥いで、木の部分をさわってみると、糊がついてあり少しベトベトします。私は気にせず糊がついた状態でアンダーラップを巻きます。

また今回はありませんでしたが、元グリップが木についてしまうことあります。(1枚目の写真のように、上側のグリップテープがついてしまう)

その場合、親指でこすって元グリップを丁寧にとってください。ヤスリをかけてベトベト取る人もいますが、そこまでする必要はないでしょう。

写真のような状態になったら、グリップテープを巻いていくのですが、その前にアンダーラップを巻くのがおすすめです。なぜなら

  • 木の部分にグリップテープが付着するのを防ぐ
  • ラケットを持ったとき、手が痛くない

ヨネックスから「クッションラップ」が出ていますが結構高いです。

私はドラッグストアのアンダーラップを使っています。こちらで十分使えます。

  • ヨネックス   700~800円
  • ドラックストア 400円くらい

実際にまいてみました。1~2周巻けばよいです。この上からグリップテープを巻いていくといいでしょう。

元グリップを剥がすメリットとデメリット

元グリップを剥がすとグリップが細くなります。そのためメリットとデメリットがでてきます。

私は剥がしてグリップを細く持ちたいので、ラケットを買った当日にすぐ剥がしてしまいます。

しかし、初心者は慎重に考えて剥がしたほうがよいです。

まず剥がすメリットは

  • フォア、バックの持ち替え
  • 男子ダブルス

デメリット

  • ラケットが重く感じる
  • ラケットの保証
  • ラケットを回すのに力がいる

順番に説明していきます。

フォア・バックの持ち替え

フォア、バックの持ち替えが速くなります。

黒のグリップを剥がすと当然それだけ細くなります。細いと言うことは指にくっつく面積が小さいので、くるくるとラケットを回しやすくなるんです。

その結果、フォアとバックの持ち替えが容易になります。初心者の多くはラケットと手のひらがくっついて「隙間」がありません。

なので、予想と逆方向にシャトルが飛んできたら、持ち替えが遅くなり返せる球も返せないことがありますね。

男子ダブルスも有利

男子ダブルスにはおすすめです。

女子はクリアを多用するので上級者レベルでない限りそんなに速い展開にはなりません。

しかし男子のダブルスは速いラリーの展開が多くなるのでラケットの持ち替えがスムーズに行えることがとても大切になってきます。

例えば、相手にフォア側にスマッシュを打ち込まれて、フォアハンドでネット前に返球したらすぐに相手の前衛がバック側にプッシュなどと、連続攻撃で休みがありませんからね。

また前衛が上手くなりたい人も持ち替えができると有利です。

前衛はより相手よりも近いポジションなので相手からの返ってくるシャトルも速いです。

相手にプレッシャーを与えるショットを打つには持ち替えを素早く行い、自分より前でシャトルと捉える必要がありますから。

ラケットが重く感じる

ラケットが重く感じるようになります。グリップを細くすれば重心が変わるから。剥がすと重量が減り、軽くなると思うかもしれません。

しかし、ラケットのグリップ側よりもヘッド側に重心がくると、重く感じてしまうのです。振るのに重くなるのでレシーブがしづらくなります。守備重視の人は特によく考えて、剥がすかどうか検討する必要があります。

グリップはある程度の太さがあるほうが、持ちやすく握りやすいです。細いと持ちづらく握りづらくなるのでラケットを振りづらくなってしまいます。

デメリットのかなりあるので、初心者は最初から剥がさないほうが無難です。まずは通常使用し、ある程度の経験を積んで、それでも細くしたいならチャレンジするのもありでしょう。

ラケットの保証

ラケットの保証がなくなります。保証期間内に自分のせいで壊れたのでない場合、交換もしくは割引でのラケット購入ができます。

しかし元グリップを剥がすと保証はなくなります。このデメリットを考慮して慎重に検討してから剥がしてください。

参考に元グリップの値段も調べてみました。元グリップは通常のグリップテープより高いです。

  • 元グリップ(黒のレザーグリップ)は1200円ほど。
  • 通常のグリップテープはだいたい300~400円。

元グリップを剥がしたあとに、元に戻そうと巻きなおしすると高いです。もし安く上げたいなら通常のグリップテープを2枚まくといいですよ。ほとんど感覚は変わりませんので。

また元グリップを購入しようとしても、大型スポーツ店かバドミントン専門店に行かないとおいていないです。これを交換しようとする人がほとんどいないからでしょう。私の周りでも交換したと言う人は、まだ1人も聞いたことがありませんから。

ラケットを回すのに力がいる

グリップが細くなれば、持ち替えがやりやすいが、取り回しに指の力がいります。

ラケットを回す時に、ラケットが少し重く感じて回りづらいのです。なのでパワーのない人(特に女子)にはあまりオススメできません。取り回しが悪く操作性が難しくなります。

※取り回しとは・・・手に取って回すこと

「持ち替えが速くなる」を取るか「取り回しにくい」良い部分悪い部分がありますが、「どっちを選んだらいいんだ」となりますが、

ちょっと待ってください。

「持ち替え」がしやすく「取り回し」のよいラケットにする方法があります。

それはトップライトのラケットでグリップを細くすればいいのです。そうすればラケットバランスはちょうどイーブンになり扱いやすくなりますよ。

最後に、メリットデメリットを書きましたが、

なんとなく「細い方が好き」とか「太い方がもちやすい」などでグリープテープの太さを変えても良いです。

自分のやっているプレースタイルなどで変えてみるのも、バドミントンの楽しみの1つですから。

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