バドミントンのリアクションステップとは、動き出しをスムーズにしてフットワークにつなげる技術です。
ここではバドミントンのリアクションステップ、練習方法を説明します。練習することで敏捷性が高まり、動き出すはじめの一歩目が速くなります。
バドミントンは単純に移動速度を上げればよいわけではありません。動きたい方向にすばやく動くことが大切です。
これから紹介する練習方法を行えば、あなたも身に付けられるようになります。この練習は、いつも練習しているクラブなどでおこなってください。
リアクションステップの練習方法
リアクションステップの練習方法を紹介していきます。
バドミントンは陸上選手のように100メートルを10秒台で走る脚力よりも、対戦相手のショットをとるため、すばやく行きたい方向に動けることが大切です。
英語で言うとクイックネスのことですね。
クイックネスとは、「刺激に反応して速く動き出す能力」と定義され、目や耳から受けた情報に反応して素早く動き出す能力のことを指します
チャイナステップではクイックネス能力を高めます。
それでは練習方法ですが
- イメージトレーニング。
- 動画(ユーチューブなど)を見ながら
- 試合で実践練習
では、順番に説明していきます
イメージトレーニング
他人の試合を見学します。コートの1メートルほど後ろにたち、タイミングをとる練習を一人でやるのです。
コート奥の選手が、ショットを打ったら、すかさず軽くジャンプをやってみます。
まずは、1ゲームすべてやってみましょう。初めて練習すると足がパンパンになります。思っているよりもかなり足の筋肉が疲労します。余裕があればもう一試合やってみます。その日の練習に支障がない程度でやめておいてください。
初心者はまず1~2週間かけて、この練習でタイミングの取り方を覚えます。またふくらはぎや、太ももの筋肉をつけるトレーニングもかねています。
いきなり実践で試すのはやめましょう。試合をしながら、タイミングをとり、練習するというのはハードルが高いです。
いきなり「実践はやめましょうという」の意味は、いつもと違う動きをすると転ぶ危険があります。ケガの防止ということでも、他人の試合を見学しながらやってみてください。
動画(ユーチューブなど)を見ながら
動画のコート奥の選手を対戦相手にして、相手がショットを打つと同時に軽くジャンプします。
これなら自宅でも公園でも、どこだって練習できます。
上の動画はドロップですが、こちらを対戦相手と思ってリアクションステップします。
ゆっくり打ってくれてるので、練習しやすいです。他にも動画は一流選手の動画でも、自分が写っている試合の動画でもかまいません。
一流選手の試合は、ラリーの展開が速いので、最初は難しいかも。
私の場合、自宅でスマホかタブレットで試合動画を見ながら勝ちたい相手が写っている動画でやることが多かったです。
ライバルを見ていると、負けたくないのでモチベーションが上がって、一生懸命練習できたので(笑)
憧れの選手を対戦相手に見立ててやるのもいいですよ。好きな選手と対戦している気分になるので、気分よく時間を忘れてやってしまいます。
練習時間は、1日5分でも10分でもかまいません。
毎日少しだけでも、練習することが重要です。なぜなら、リアクションステップをする癖をつけるためです。
- 注意点
やりすぎると、足が痛くなりますから、長時間やめましょう。
長時間を1週間に1回やるより、毎日コツコツと少しづつやってみてください。
リアクションステップを試合でやってみる
ある程度、やり方がわかり、筋力がついてきたと思ったらさっそく実践練習です!
できれば、自分よりレベルが下がる相手に試すことをお勧めします。自分より上手な人だとシャトルを追うことに必死になり、ジャンプしているか確認できないです。
また、慣れない練習で、無理に飛んでいると、足首をひねることがあります。くれぐれも無理のない対戦相手から試します。
友達が対戦相手なら、「練習したいけど、やっていい?」と理解を求め、勝ち負けにこだわらない練習試合をやってもらうのも良しです。
全球すべてはやらなくてよい
飛んだ後にフットワークをすると「コレは本当に動きやすい」と思いました。一気にフットワークが速くなり、とても上達した気分でした。
「全球ジャンプして、速く動いてやろう!」そんな気持ちが芽生えましたが、実際にはとても無理でした。
- 対戦相手からタイミングを外されたとき。
- 追い込まれているとき。
- 疲れているとき。
など、すべてジャンプして、速く動けることはありません。
使える場面で使って「少しでも有利な試合展開にもっていけばよい」そんな気持ちでまずは取り組みましょう。
上級者でさえ、すべては無理です。ただ初級者にくらべ使用頻度がとても多くなります。
また「ジャンプしなくちゃ」とそのことばかり考えて、反応が遅くなることがよくあります。 速く反応して、シャトルの落下点にすばやく移動することが目的です。本末転倒にならないように。
具体的なやり方や、タイミングの取り方は、こちらを参考にしてください。