バドミントンのショートサーブ(ショートサービス)はとても重要なショットです。
なぜならバドミントンは得点を取るとサーブ(サービス)を必ず打つ。サーブが入らないと、せっかく苦労して得点してもすぐに追いつかれてしまうから。
でもそんな大事なショートサーブが苦手な初心者が多いです。先日も初心者同士の試合を見てたら、1試合に5回も6回もミスをしていました。ミスしないだけで5点も得するのに・・・
ここでは、初心者には絶対にかかせないコツと打ち方を説明していきます。
ショートサーブのコツはギリギリを狙うな
初心者がサーブ練習をしているときに、「どこを狙っているの?」と聞くと、「ショートサービスラインの上に落ちるように打っている」と答えました。
その結果、ショートサービスラインまで届かずに10回に3回はアウトになっていました。そんな場所に毎回ギリギリ狙うなんて上級者じゃないと難しいですよ・・・
初心者がラインぎりぎりにシャトルを落とすなんて、自分にプレッシャーをかけすぎ。もちろんトップ選手は狙っていますよ、しかしそれは対戦相手が圧倒的なフットワークをもっているから。そんな選手が相手の場合、上級者のはず。そんなときは素直に勝つことはあきらめましょう(笑)
初心者はそんなギリギリを狙わなくてもよい。一度だけいいサーブを打つよりも、安定したミスの少ないサーブを打つほうが試合に勝てるようになりますよ。
まずはギリギリを狙わない、そう覚えてください。そして具体的には何を狙うのか、ショートサーブをどう考えればいいのか、をこれから説明していきます。
- ラインギリギリよりも浮かないことを意識する
- サーブの目的を明らかにする
ラインギリギリよりも浮かないことを意識する
まずはネット(白帯)を意識して、ネットよりもシャトルが浮かないようにねらってみましょう。浮いてないならショートサービスラインのギリギリでなくてもよいです。球足が伸びてしまっても相手が初心者や初級者なら強打できません。
サーブはネットぎりぎりを通るのが理想。しかしぎりぎりを狙うとネットに引っかけるミスが多くなります。最初は20センチくらいまでなら浮いてもOKと割り切って練習しましょう
逆にショートサービスラインぎりぎりでも、シャトルが浮いているとサービスプッシュされてしまいます。
サーブの落下地点は赤い囲みのところ。ショートサービスラインから10センチまでが理想、20センチ以内に収められれば十分に合格です。
球足が伸びたら打たれると思っている人が多いですが浮かなければ、案外打たれないので安心して打ってください。
サーブの目的を明らかにする
サーブは何のために打つのか、目的は何なのかを覚えましょう。これを覚えればギリギリを狙うプレッシャーから解放されます。
サーブは「1発で相手に決められなければ良い」、ココほんと重要なので必ず覚えてください。
相手の強烈なプッシュだけを警戒して、それを打たせなければ良いサーブだと思ってください。弱いプッシュを打たれ、決められてしまうのは後衛の責任です。サーブを打つ人だけがそんなに責任を負わなくてもOK。
もっと気楽に打ってください。気楽になれれば、余分な力が抜けてさらに良いサーブなります。
サーブをラインぎりぎりに落とそうとしたらミスしやすいし、うまく打てても結局相手にロブを打たれますから。
たしかにそうですね・・・でもミスして相手に1点を献上してしまう可能性があるなら、そんなリスクをあえてやる必要はありません。ギリギリは中級者以上のプレイヤーが狙うところ。
初心者は一か八かのショットを打つより、ミスを減らしてラリーを続けることが試合に勝つために超重要。
確実にサーブを入れて、ミスなくラリーをしながら試合をしていきましょう。慣れてきたら少しづつラインを狙えばよいですから。
ショートサーブの打ち方
ショートサーブは、バックハンドで打ちます。なぜなら断然打ちやすいのでミスが少ないから。初心者の中にはバックハンドが難しくてフォアハンドで打っている人がいるかもしれません。
しかしフォアハンドでショートサーブを打つ方が難易度が高い。なぜならラケットの振り幅がバックハンドに比べ、フォアハンドの方がかなり長いから。つまりコントロールが定まらないのです。
そんな理由で、これから上手くなろうとする初心者はバックハンドでのサーブを打つことをおすすめします。慣れればバックハンドの方が、カンタンに決まった場所に打てるようになります。
ではもっと詳細に説明していきます。
- 型を決めて意識する
- サーブの立ち位置
- ラケットの振り方
サーブの形を決めて意識する
ショートサーブは「姿勢」「腕の位置」「ラケットの角度」「ラケットを振り出す幅」「立ち位置」まずはこの5点を意識してください。
そしてまず基本となる「型」を決めるのです。基本の「型」というのは例えば「姿勢」なら背筋を少し伸ばしてみます。その姿勢をかならず覚えておいて毎回同じ姿勢で打つようにします。他の4つも同じ。
腕の位置、ラケットの角度、ラケットを振り出す幅、立ち位置をまずは間違ってもいいので決めてしまいます。もしうまく狙った位置に入らないのであれば、1つの項目だけを変える。
例えば初めは「腕の位置」だけ変えてみるのです。いきなりすべての項目を変えるのはオススメしません。なぜなら何が原因でサーブが変わったのか、がわからないためです。
いろいろと試してみるとしっくりくる「型」ができあがります。「型」ができあがったのなら、あとは反復練習です。毎回同じ「型」で打てるように体に染みこませましょう。
残りは後日更新しますね。